ジュピターテレコム(J:COM)は8月中旬以降、KDDIおよびワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が展開する「CATV Wi-Fiプログラム」に参加し、J:COMのケーブルネットワークを利用した公衆無線LANのアクセスポイント構築を開始すると発表した。

 J:COMエリア内で無線LANのアクセスポイントを構築することで、「au Wi-Fi SPOT」「Wi2 300」「ケーブルTV Wi-Fi」各サービスの契約者が、J:COMエリア内の公共施設や商業施設などアクセスポイントのある場所で公衆無線LANサービスを利用することができるようになる。

 J:COMはエリア内でアクセスポイントの設置や運用・保守などを担当し、Wi2に回線とアクセスポイントを提供する。

 J:COMはKDDIと「auスマートバリュー」でも提携しており、J:COMユーザーのauスマートフォン利用が増加しているという。このためエリア内に無線LANアクセスポイントを構築してKDDIのスマートフォン利用時の利便性向上を図ることは、J:COMユーザーに対するサービス向上にもつながると位置づけている。またアクセスポイントの構築をきっかけにして、エリア内の商業施設などへのJ:COMサービス提供の可能性も見込まれると考えている。

 J:COMは8月中旬以降に、関東エリアで商店街や公共施設などに無線LANのアクセスポイント設置を開始し、順次全国エリアで公衆無線LAN環境の整備を実施する予定。

[発表資料へ]