ファーストタッチは2012年7月23日、企業が情報発信のためにソーシャルメディアを利用する際の運用ガイドラインやポリシーの策定作業をサポートする「ソーシャルメディアポリシー策定サービス」の提供を開始したことを発表した。

 FacebookやTwitterなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)をはじめとするソーシャルメディアを現在利用中あるいはこれから利用したいと考えてる企業ユーザーが対象。社員などの不用意な情報発信によって、いわゆる“炎上”状態になり、Webサイトの閉鎖やアカウントの削除、それらに伴うブランドイメージの失墜といった状況に陥るのを未然に防ぐためのポリシー作りを手助けする。

 具体的には、(1)ポリシー策定に必要となるユーザー企業ごとの方針や考え方などの確認および炎上事例の説明などのコンサルティング、(2)コンサルティング結果に基づいたソーシャルメディア利用ガイドラインの叩き台の提示、(3)ガイドライン修正版の提示、運用体制やトラブル対策フローなどについての議論、(4)ガイドライン最終案の提示---といったプロセスを経て企業ごとの利用ポリシーを完成させる。

 最終的に、企業ユーザーに対して提供されるのは「ソーシャルメディアガイドライン」(全従業員向けと運用者向けの2種類)および「炎上発生時における対応マニュアル」という2種類の成果物。納品までの期間は最短1カ月としているが、これは打ち合わせ回数が2回の場合であり、同社の過去の実績では平均4回の打ち合わせを実施しているという。価格は、会社規模などに関係なく一律100万円(税別価格)となっている。