写真1●マカフィーのデータセンター向けの侵入防止システムの負荷分散装置「McAfee Network Security Platform XC-240 Load Balancer」
写真1●マカフィーのデータセンター向けの侵入防止システムの負荷分散装置「McAfee Network Security Platform XC-240 Load Balancer」
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 マカフィーは2012年7月19日、データセンター向けの侵入防止システム(IPS)の負荷分散装置「McAfee Network Security Platform XC-240 Load Balancer」を発表した。7月20日から販売を開始する(写真1)。IPS装置である「McAfee Network Security Platform M-8000XC Sensor」へのトラフィックを分配する。

 特徴は最大80Gビット/秒までM-8000XC Sensorの接続数を順次増やせること。最大接続数は8台。最小構成ではM-8000XC Sensorを2台接続する。複数のIPS装置を組み合わせて処理能力を必要に応じて増やせる構成で、マカフィーは「XC Cluster」と呼称している。

 オプションとして仮想アプライアンス「McAfee Network Threat Behavior Analysis (NTBA) Virtual Appliance」を提供する。仮想マシンにインストールして利用するソフトとなる。IPS装置やルーター、スイッチからフローデータを収集して、ネットワークの状況を可視化できる。アプリケーションごとのトラフィックなど、IPS装置単体よりも多くの項目を可視化できるのが特徴だ。

 XC-240 Load Balancerの価格は、ハードウエア価格が675万円(税抜き、以下同)、1年間のテクニカルサポート料金が135万円となる。NTBA Virtual ApplianceはNetwork Security Platformシリーズの管理マネージャにバンドルして提供する。