米IBMが現地時間2012年7月18日に発表した同年第2四半期の決算は、売上高が258億ドルで前年同期と比べ3%減少(為替の影響を除いた場合は1%増加)した。

 会計原則(GAAP)ベースの純利益は前年同期比6%増の39億ドル、希薄化後1株当たり利益は同11%増の3.34ドルだった。非GAAPベースの利益は前年同期比8%増の41億ドルで、1株当たり利益は同14%増の3.51ドルとなる。

 売上高はアナリスト予測の263億ドルに届かなかったが、非GAAPベースの1株当たり利益はアナリスト予測の3.42ドルを上回った(米New York Timesの報道)。

 サービス事業全体の売上高は前年同期と比べ3%減少(為替の影響を除いた場合は1%増加)した。グローバルテクノロジサービス部門が同2%減(同2%増)の100億ドル、グローバルビジネスサービス部門が同4%減(同1%減)の47億ドルだった。

 ソフトウエア事業の売上高は62億ドルで前年同期と比べほぼ横ばい(為替の影響を除いた場合は4%増加)。システム&テクノロジー事業の売上高は同9%減(同7%減)の43億ドルだった。

 地域別でみると、米大陸の売上高が111億ドルで前年同期比1%減少(為替の影響を除いた場合は1%増加)。EMEA(欧州/中東/アフリカ)は79億ドルで同9%減少した(同横ばい)。アジア太平洋地域は63億ドルで同2%増(同4%増)となった。また、OEM収入は5億1200万ドルで同24%落ち込んだ。

 また同社は、2012年前半の業績と後半の見通しから、通年の予測を上方修正した。GAAPベースの1株当たり利益目標を14.27ドル以上から14.40ドル以上に、非GAAPベースの1株当たり利益目標を15.00ドル以上から15.10ドル以上に引き上げる。

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