写真●米インテルのポール・オッテリーニCEO(最高経営責任者)
写真●米インテルのポール・オッテリーニCEO(最高経営責任者)
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 米インテルのポール・オッテリーニCEO(最高経営責任者、写真)は米国時間の7月17日、2012年4-6月期の決算発表後に、電話会見を開いた。売上高は135億100万ドル、営業利益が38億ドルとそれぞれ前年同期比で5%増、1%増となったことについて、オッテリーニCEOは「年前半は予想通り。だが西欧や北米で消費者向け製品市場は期待ほど回復しない」とした。その上で、2012年12月期の売上高は「もっと高い伸びを考えていたが、前年比で3-5%の伸びになりそうだ」と語った。

 それでもオッテリーニCEOは今後の明るい材料として主に四つをあげた。一つは、10月に発売予定の米マイクロソフトの基本ソフト「Windows 8」。新製品への移行が進むと期待する。二つめが新型パソコンのウルトラブック。「消費者は製品を質で選んでいる」として、今後も伸びると見る。さらにスマートフォン市場を急成長市場ととらえるほか、データセンター向け製品も有望と語った。Windows 8の動向が決算に影響を与えそうだ。