ジャパンケーブルネット(JCN)は2012年7月18日、KDDIと共同で、次世代セットトップボックス(STB)の「Smart TV Box」を使ったサービス提供に向けて、事業者トライアルを実施すると発表した。

 JCNグループの各ケーブルテレビ局の担当部署内で動作を検証するもので、一般ユーザーの参加は想定していない。8月から検証を実施し、早期の商用サービス化を目指すとしている。

 トライアルの目的は、JCNグループ内での業務フローやシステム連携の確認である。JCNが実際に使っている顧客管理や工事発注管理などのシステムを使って、申し込みからサービス開通までをシミュレーションしたり、Smart TV Boxの機器管理について、KDDIが運用するシステムとの間での連携を確認する。

 Smart TV BoxはAndroid4.0を搭載したケーブルテレビ用セットトップボックスで、ケーブルテレビ事業者は自社で開発したオリジナルアプリの提供も可能である(関連記事)。JCNは、「視聴番組のオススメ」「自主放送番組の動画配信」「新サービスやキャンペーン、メンテナンスなどのお知らせ」の3種類のアプリを用意している。今回のトライアルでは同アプリの利便性、動作なども検証する。

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