写真●Telework4iクラウドのWeb画面
写真●Telework4iクラウドのWeb画面
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 三和コムテックは2012年7月17日、オフコン端末(5250)をSaaS型で提供するサービス「Telework4iクラウド」(写真)を提供開始した。Webブラウザーとインターネットを介して社内のオフコンを操作できるようにする。価格(税別)は、同時5ユーザーの最小構成で初期費用が32万円、月額費用が3万2000円。

 オフコン(IBM i、OS/400)の5250端末エミュレータ機能を、SaaS型で提供する。Webブラウザーとインターネット回線さえあれば、SaaSを介して5250端末画面を操作できる。前提として、社内のオフコンに対してSaaSからTelnetで接続できるようにする必要がある(L2接続/同一セグメントでの運用や、Telnetゲートウエイによる運用など)。

 HTML(一部操作でJavaScript)だけで5250端末画面を表示する。このため、追加でプログラムモジュールを組み込むことなく、ほとんどのWebブラザーでそのまま利用できる。また、Webブラウザー画面上には、5250端末画面のほかに、Twitterや掲示板など、各種の画面をマッシュアップして表示できる。

 なお、SaaSの稼働プラットフォームとしては、米IBMが提供しているIaaSサービス「IBM SmarterCloud Enterprise」(SCE)を利用する。ユーザーが支払うTelework4iクラウドの価格にはIaaSの利用料金が含まれる。今後は、5250端末だけでなく、他の端末エミュレータも利用できるようにする予定である。