図●アジルネットワークスのクラウドPBXサービス「アジルクラウドPBX」配下の端末から海外電話番号を使った電話の発着信が可能になる
図●アジルネットワークスのクラウドPBXサービス「アジルクラウドPBX」配下の端末から海外電話番号を使った電話の発着信が可能になる
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 アジルネットワークスは2012年7月17日、同社が提供中のクラウドPBXサービス「アジルクラウドPBX」向けに、海外の電話番号を使って発着信を可能にするオプションサービスの提供を開始した。IP電話機やスマートフォン、携帯電話、パソコン(ソフトフォン)などの内線電話端末から、契約した海外の電話番号を使って電話をかけたり受けたりできるようになる()。

 サービス提供開始時点で50以上の国・地域の電話番号を選択できるようになっており、同社によれば利用可能な国・地域の数は今後も順次増やしていく予定だという。料金は利用する国・地域ごとに異なり、例えば米国の電話番号を利用する場合、初期費用が200円、月額費用として200円が固定費用としてまずかかる。これらに加えて、米国内に発信する際には「60秒ごとに3.55円」の通話料金が発生する。着信に関しては料金はかからない。

 クラウドPBXとは、IP電話向けのPBX(構内交換機)である「IP-PBX」の機能をクラウド経由で提供するサービス。インターネット接続環境さえあれば場所を問わず利用でき、ユーザー企業が自前で高価なIP-PBXを購入したり維持管理したりする必要がなくなるため、内線電話にかかるコストを減らせるなどのメリットがある。