Rubyアソシエーションは2012年7月17日、Ruby関連開発プロジェクトの公募を開始した。応募されたプロジェクトから採択し、最大100万円を助成する。

 対象は、Rubyの言語処理系、ライブラリやフレームワークに関連する開発プロジェクト。既存のソフトウエアを改良するプロジェクトも対象となる。成果をオープンソースソフトウエア(OSS)として公開することが条件。応募期限は2012年8月20日。詳細はRubyアソシエーションのWebサイトに掲載されている。

 RubyアソシエーションはRubyの普及と発展を目的とした財団法人で、まつもとゆきひろ氏が理事長を務める。開発プロジェクト助成制度は2011年度から開始しており、今回が2回目となる。2011年度はRubyのマニュアルの多言語化を支援する「世界の誰でも読めるRubyリファレンスマニュアル(に向けて)」と、ライブラリ非依存な暗号API「krypt」の2つのプロジェクトを採択した。プロジェクトの成果はRubyアソシエーションのWebサイトで公開している。

 Rubyアソシエーションではこれら開発プロジェクト助成制度などRubyの普及・発展事業を支援する協賛会員を募集している。

■変更履歴
当初、第1段落で「応募されたプロジェクトから2件を採択し」としていましたが、「応募されたプロジェクトから採択し」です。採択プロジェクト数は未定です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2012/07/17 13:50]