写真●Facebook App AWARDのWebサイト
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 サイバードが運営するFacebook開発者向けサイト「fb.developers' +」は、Facebookアプリを表彰する「Facebook App AWARD」の開催を発表した(写真)。アワードとコンテストの2つの部門に分けて審査を実施し、9月末に最終審査と表彰式を実施する。

 メインとなるコンテスト部門は、まだ有名ではないFacebookアプリの中から注目に値するものを見つけて評価しようというもの。少人数・少予算で開発するものが多く、なかなか注目されることが少ないFacebookアプリの中から、発想がユニークなものを見つけ出し、より多くの人に認知してもらう機会を作ることを目的とする。

 コンテストの応募締め切りは8月31日まで。応募できる作品は、未公開または2012年1月1日以降に公開(バージョンアップ含む)されたアプリで、月間アクティブユーザー数が5000人未満のもの。応募された作品の中から9月上旬にノミネート審査を実施して候補を絞り込み、9月下旬に最終プレゼンを実施して受賞作品を決定する。審査では、新規性、ソーシャル性、操作性、アトラクティブ性(人を引きつける)、発展可能性の5項目について10点ずつの50点満点で評価する。

 アプリの審査には、認定マーケティングデベロッパー(Preferred Marketing Developer:PMD)としてFacebookに認定された国内4社(クロコス、サイバード、電通レイザーフィッシュ、メンバーズ)を中心とした審査会が当たる。1位となった作品に50万円、2位に30万円、3位に20万円といった賞金のほか、特別賞や参加賞も用意する。なお、今回のコンテストの参加者に対しては、地図情報サービスを提供しているゼンリンデータコムから、地図情報取得や住所検索、ルート検索、位置取得といったサービスを利用するためのAPIが無償で提供される。

 なお、もう一つのアワード部門は過去に発表されたFacebookアプリの中から、優秀なものを選定するというもの。事前の応募などは特に必要なく、すでに公開されているFacebookアプリの中から「Facebookの普及と成長に後継した作品」という基準で審査会が審議して選ぶ。