データ暗号化に対応した企業向けAndroidタブレット「BizPad」。左は7型液晶モデル、右は10.1型液晶モデル。Androidに暗号化ソフトの秘文AE SDEを組み込むのでアンインストールできない。そのため情報漏洩のリスクが低減するという
データ暗号化に対応した企業向けAndroidタブレット「BizPad」。左は7型液晶モデル、右は10.1型液晶モデル。Androidに暗号化ソフトの秘文AE SDEを組み込むのでアンインストールできない。そのため情報漏洩のリスクが低減するという
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 パナソニック システムネットワークスは2012年7月11日、データ暗号化に対応した企業向けAndroidタブレット「BizPad」4機種を発表した。盗難・紛失時の情報漏えいを防ぐため、日立ソリューションズのデータ暗号化ソフト「秘文AE SmartDeviceEncryption(秘文AE SDE)」を内蔵する。

 同ソフトで、内蔵メモリーとmicroSDカード内のデータを自動的に暗号化・復号化する。そのため、ユーザーが意識しないで使える。複数のタブレットに共通の暗号化設定が可能で、部署内で暗号ファイルを相互参照・編集できる。また、日立ソリューションズのPC・メディア暗号化製品「秘文AE Information Cypher」を導入したPCとの間でも共通設定が可能。

 7型液晶モデルは、3Gモジュールなしの「JT-H580VTRAH」と、3Gモジュール搭載の「JT-H580VTRGH」。10.1型液晶モデルは、デジタイザーなしの「JT-H581VTCAH」と、デジタイザー搭載の「JT-H581VTCDH」の計4機種。7月31日から、日立ソリューションズとパナソニック システムソリューションズ ジャパンが販売する。価格はオープン。予想実勢価格は6万~8万円。

 秘文AE SDEは、ライセンスを購入してアクティベートすることで利用可能になる。ライセンス価格は3150円。