日立製作所および日立(中国)有限公司は2012年7月11日、中国・大連市と、省エネルギー・環境保護分野で協業することで合意、大連市普湾新区と「省エネルギー・環境保護分野における協力に関する覚書」に調印した。

 具体的に、日立グループと大連市普湾新区は、普湾新区におけるインフラ整備、製造業の省エネ・環境保護対策、エネルギーの効率的な供給・利用などの分野で、技術交流、研究開発、モデル事業の開拓に取り組む。日立グループは、これらの分野で中国の企業、関連機関との協力関係を構築するとともに、普湾新区と共同でワーキンググループを設置して、関連産業の投資促進、モデル事業の選択、技術交流などの活動を実施していく計画だ。

 今回の合意は、2010年10月に、日立と大連市発展改革委員会が合意した「資源環境・低炭素経済分野における協業に関する覚書」に基づき、同委員会の主導で実現したという。