米Microsoftは現地時間2012年7月10日、同社パートナーが「Windows Azure」クラウドサービスを顧客に提供できるようにするための技術を発表した。専用サイトを通じて同技術のコミュニティテクニカルプレビュー(CTP)にアクセスできる。

 同技術により、ホスティングサーバープロバイダーは自社データセンターの「Windows Server」を使って、Webサイト構築や仮想マシン運用、セルフサービスポータルなど、Windows Azure上で展開しているのと同様の一部機能を顧客に提供できる。

 すでに米大手ドメイン登録業者Go Daddyが顧客への新たなクラウドサービスのパイロット提供を始めているという。同技術を導入するには、サーバーOS「Windows Server 2012」あるいは「Windows Server 2008 R2」、および運用管理ツール「Microsoft System Center 2012 SP1」が必要となる。

 またMicrosoftは、新たなパートナー向けプログラム「Switch to Hyper-V」も発表した。同プログラムのガイドライン、トレーニングおよびソフトウエアツールを利用することにより、パートナーは顧客が米VMwareの仮想インフラからMicrosoftのクラウドサービスに移行するのを支援し、仮想化サービスやプライベート/ハイブリッドクラウドコンピューティング展開を拡大できる。

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