日本NCRは2012年7月10日、デジタルサイネージとKIOSK端末を統合管理するシステム「NCR Netkey」の国内提供を開始した。SaaSによるサービス提供で、コンテンツマネジメント、統計情報収集、コンサルティングなどのサービスを提供できる。商品プロモーションや施設内での店舗案内といった用途を想定している。

 デジタルサイネージとKIOSK端末を統合管理できる特徴を生かし、KIOSK端末で発行されたクーポンに関連する商品をサイネージに表示して購買を促したり、KIOSK端末でダウンロードした曲をサイネージのBGMとして流し、店舗でのユーザーの滞在時間を長くしたりといった用途が考えられるという。

 店舗で欠品している商品をKIOSK端末のショッピングサービスで販売するサービスでは、KIOSK端末で購入手続きまでいって実際の店舗のレジで商品代金を支払える。このため、ネット通販でクレジットカードの番号を入力することに不安を感じる人も、手軽に利用できるという。