楽天の高橋理人グリーンエネルギー事業長(右)と佐治公敏グリーンエネルギー副事業長(左)
楽天の高橋理人グリーンエネルギー事業長(右)と佐治公敏グリーンエネルギー副事業長(左)
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申し込み時にGoogleマップの写真で屋根の位置を指定する
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投資回収シミュレーションのグラフを表示できる
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 楽天は2012年7月9日、家庭用ソーラーパネルの販売サービス「楽天ソーラー」を発表した。商社や小売などの中間業者を通さずに楽天がメーカーと施工業者を仲介することで設置料金を下げた。申し込み時にWebサイト上で簡単に手続きができることや、利用状況をパソコンやスマートフォンの専用サイトでグラフ表示できるといった特徴がある。

 国の補助金を差し引いた実質負担額は、2.775kW用パネルの場合で85万3050円、3.33kW用では103万8450円。このほか3.885kW用や4.44kW用も選択できる。楽天によると従来の市販品と比べて「約40%オフになる」(楽天グリーンエネルギー事業 佐治公敏副事業長)。同社の試算によると、従来の市販品では、売電によるソーラーパネルの投資回収の期間が17年であったところ、楽天ソーラーでは9年位になるとする。

 申し込みの際は住所や屋根の角度や月の電気代を入力し、Googleマップ上に映った自宅の屋根の位置を指定することで設置可能なシステム容量や補助金の目安を確認できる。利用開始後は、投資回収シミュレーションや発電量、電力使用量をWebサイト上で確認できる。

 施工業者は伊藤忠グループの日本エコシステム。ソーラーパネルは国内メーカーの多結晶シリコンを使用する。パネルのメーカーは非公開。