トヨタ自動車は2012年7月9日、社内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「TOYOTA Chatter」の言語翻訳機能を強化すると発表した。コンピュータによる自動翻訳が不十分なケースでも、専門の担当者がすぐに加筆・修正を加えることで、翻訳の精度を上げる。

 2012年7月10日から運用を始める。7月末までをトライアル期間と位置づけ、8月から本格運用を開始する。日本と米国それぞれに専門の担当者を2人ずつ配置し、日本語から英語の翻訳を手掛ける。国内外のTOYOTA Chatterの登録社員は、この翻訳サービスを24時間使える。

 専門の担当者が加筆・修正した語彙や表現は自動的に辞書データベースに登録される。これにより、自動翻訳の精度も高める。今後は対応言語を増やしたり、SNS以外へ拡大したりすることを検討する。TOYOTA Chatterは販売やマーケティング部門を中心に全世界で8400人が利用している。