ストリートメディアは、岡山放送と共同で放送とデジタルサイネージ、スマートフォンなどを連動させたサービスを岡山・香川両県で開始したと発表した。スマートフォンの待受画面と、放送情報をシンクロさせるアプリ「OH!くんホームアプリ&Kozuchi」を活用する。

 岡山放送は、天満屋ストアや地元の有力商業施設など複数カ所にデジタルサイネージを設置し、買い物客に番組情報やスポンサー情報などのコンテンツを供給している。

 OH!くんホームアプリと連携する位置情報連動型アプリ「Kozuchi」は、家庭や商業施設、イベント会場などで、スマートフォンを打出の小槌のように振ると、場所に関連した情報やクーポンを入手できる。さらにデジタルサイネージから発信する別の情報や特典を、デジタルサイネージに設置した無線LAN経由で受け取ることもできる。

 両社は7月に本格運用を開始する。7月20日~22日には大手食品会社がスポンサーとなって、レシピや来店ポイントを取得できる企画を予定している。店舗で展開するフェアを、放送を含めて多面的に訴求する。

 さらに、スマートフォンアプリを使った商業施設、商品購買を目的とした情報発信を行うことで、送客に対するアフィリエイト収入を得るビジネスも検討している。岡山放送では、年度内に「Kozuchi」の3000ダウンロードを目指す。またストリートメディアは、同サービスを皮切りに放送局との連携を深める方針である。

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