富士通は2012年7月5日、同社ブランドの個人向けパソコンを組み立てて持ち帰ることができる「パソコン組立体験サービス」を8月から提供すると発表した。組み立てるパソコンは4シリーズ19機種から選択可能で、CPUやメモリーなどのスペックも指定できる。

 同サービスは、個人向けパソコンの組み立て部品と、技術者による組み立て作業のサポートおよび内部構造の説明をセットにして提供するもの。難しい配線や部品をあらかじめユニット化した15点前後の専用キットを使うため、子供や初心者でも参加できる内容となっている。参加者が組み立てたパソコンは、一旦同社の工場で点検を行ったあと、3年間のメーカー保証付きで参加者の元へ届けられる。

 組み立て可能なラインナップは、大画面ノートパソコン「LIFEBOOK AHシリーズ」、液晶一体型デスクトップ「ESPRIMO FHシリーズ」、ハイスペックデスクトップ「ESPRIMO DHシリーズ」、シニア向けシリーズ「らくらくパソコン」の4シリーズ19機種。CPU、メモリー、ハードディスクなどのスペックも指定できる。本体やマウスに名前を刻印するオプションサービスも提供する。

 同社では、旅行代理店が企画する体験型イベントや、同社グループが全国で開催しているパソコン教室などを通じて同サービスを提供していく考えだ。初回のサービス提供は、8月9日に旅行会社のティー・ゲートと共催する小中学生向け体験イベント「自分だけのパソコン組立体験」になる。

 サービス利用料金は、パソコン本体価格に組立体験サービス提供価格が加算される。組立体験サービス価格はイベントや教室ごとに異なる。