伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2012年7月4日、VMwareベースのIaaSサービス「TechnoCUVICシリーズ」のサービスメニューを拡充した。仮想サーバーに加えて、Webシステムの運営に必要なミドルウエアなどを月額制で利用できるようにした。契約期間の単位はソフトウエアによるが、いずれも最低利用期間は1年間。

 IaaSであるTechnoCUVICシリーズに、ミドルウエアなどを追加した。具体的には、データベース管理システム(DBMS)の「Oracle Database」と「SQL Server」、Javaアプリケーションサーバーの「Oracle WebLogic Server」、負荷分散装置(仮想アプライアンス)の「BIG-IP LTM Virtual Edition」を、月額制で利用できるようにした。

 それぞれの月額料金(税別)は、以下の通り。DBMSは、サーバー1台あたり、Oracle Databaseが4万3000円。SQL Serverは、Standard Editionが3万1900円から、Enterprise Editionが12万2600円から。APサーバーのOracle WebLogic Serverは、7万4000円。負荷分散装置のBIG-IPは、22万4000円から。

 さらに、システムとデータのバックアップ機能を強化した。具体的には、米NetAppの外部接続ストレージを使い、スナップショット機能を利用する。これにより、バックアップデータの世代管理(最大7世代)や、ファイル単位のリストアが可能になる。最小構成時の価格は、10GバイトのNFSストレージに複数世代バックアップ機能を付けて、月額6500円から。