米Googleは現地時間2012年7月3日、同社のモバイルプラットフォーム「Android」の使用状況に関する調査結果を発表した。それによると、2011年10月にリリースされた「Android 4.0」(開発コード名は「Ice Cream Sandwich」)は、現在使用されているAndroid全体の約1割を占めている。

 調査では、6月19日~7月2日に同社のデジタルコンテンツ配信サービス「Google Play」にアクセスしたAndroid搭載端末を分析した。依然として「Android 2.3」(開発コード名は「Gingerbread」)が最も使用され、シェアは64.0%に上る。次いで「Android 2.2」(開発コード名は「Froyo」)がシェア17.3%だった。以下、Android 4.0が10.9%、「Android 2.1」(開発コード名は「Eclair」)が4.7%、「Android 3.1/3.2」(開発コード名は「Honeycomb」)が2.4%と続いた。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると、1週間前のAndroid 4.0のシェアは約7%だった。この数日間で約4ポイント上昇したのは、台湾HTCの「HTC One X」や韓国Samsung Electronicsの「Galaxy S III」などの販売が大きく貢献していると考えられる。

 なおGoogleは、次期モバイルプラットフォーム「Android 4.1」(開発コード名は「Jelly Bean」)のOTA(Over The Air)アップデートを7月半ばより順次行うことを、6月27日に発表している(関連記事:Google、次期モバイルOS「Android 4.1」は7月半ばにOTAアップデート開始)。

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