NECは2012年7月2日、ネットワーク制御技術「OpenFlow/Software Defined Network」に対応した通信機器の機能強化版を同日から販売・出荷すると発表した。機能強化したのはプログラマブルフロー・コントローラの「UNIVERGE PF6800」と、プログラマブルフロー・スイッチ「UNIVERGE PF5240」の2機種。

 新製品では、主に運用支援のための機能強化を図った。複数台のコントローラの情報を集中管理できる「Web GUI管理画面」を新たに用意し、複数拠点に設置したコントローラの状態を画面上で視覚的に把握できるようにした。仮想テナントネットワーク(VTN=ソフトウエアによって設定される論理的なネットワーク)を新たに設定・構築する時も、管理画面上のマウス操作だけで容易に作業を済ませられるようにした。

 これらの新機能は、NTTコミュニケーションズが6月29日にサービス開始したクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」において先行採用されている(関連記事)。NECの機器はNTTコムの新クラウドサービスの基盤の一部として採用されている。

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