G Dataの画面
G Dataの画面
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 ジャングルは、ウイルス対策・統合セキュリティソフト「G Data」の新版「G Data 2013」シリーズ各製品を2012年7月6日発売する。オンラインバンキングやSNSを狙うMITB(Man-In-The-Browser)攻撃を即座にブロックする「バンクガード」機能を新搭載した。ユーザー環境やニーズに合わせて3グレードがある。

 G Dataは、2種類の異なるウイルス検出エンジンで取りこぼしを防止する「ダブルスキャンエンジン」を搭載。さらに、論理的検出方法の「ヒューリスティックスキャン」「ビヘイビア・ブロッキング」(ふるまい検知)、クラウド技術を活用した「アウトブレイクシールド」「ファイルクラウド」を多重に組み合わせて、未知のウイルスにも対応する。

 新機能のバンクガードは、メモリー空間の状態を監視することで、99%の検出率でウイルスの活動から情報を保護する。2012年から急速に広まっているMITB攻撃は、WebブラウザーにIDやパスワードを入力した瞬間に情報を流出させる手口で、従来のセキュリティソフトでは36%程度しか検出できなかった。

 ダウンロード版価格は、基本的なウイルス対策機能を搭載した「アンチウイルス」(1年間、3台まで利用可能)のライセンス価格が2980円から。ファイアウォール機能を追加した「インターネットセキュリティ」(1年間、1台のみ利用可能)が2980円から。さらにパソコンのバックアップ機能やデフラグ機能などを備えた「トータルプロテクション」(1年間、1台のみ利用可能)が3980円から。

 対応OSはWindows XP/Vista/7。Windows 8にも対応予定(Windows 8 Release Previewで動作確認済み)。また、Android端末向けソフト「G Data モバイルセキュリティ」をライセンス台数分まで無償で利用できる。