図●「Hitachi Storage Adapter for SAP NetWeaver Landscape Virtualization Management」のイメージ
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 日立製作所は2012年6月29日、SAPアプリケーションを移行する際、ストレージ側での作業を自動化できるソフトウエアを開発したと発表した。開発や検証、保守作業の際に必要なデータ移行作業を削減することができる。7月6日に発売、7月31日から出荷する。

 今回日立が開発した「Hitachi Storage Adapter for SAP NetWeaver Landscape Virtualization Management」()は、SAPのアプリケーション統合管理ソフトウエアである「SAP NetWeaver Landscape Virtualization Management(SAP LVM)」をインストールした管理サーバー上で動作させる。SAP LVMのアプリケーション複製機能と、日立のストレージ製品である「Hitachi Unified Storage 100シリーズ」(関連記事)などのレプリケーション機能とを連携させ、今まで別々に実施していたアプリケーションとデータの複製処理を同時に実行する。ストレージ側のデータ移行は、SAP LVMの管理画面から数クリックで完了できるという。

 価格はストレージ1台当たり47万2500円。「Windows Server 2008 R2」をサポートする。日立はストレージ関連事業の売上高を、2015年度に4500億円とする計画を立てている。