iOS版のWebブラウザー「Chrome」
iOS版のWebブラウザー「Chrome」
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オンラインストレージ「Google Drive」のiOS版クライアント
オンラインストレージ「Google Drive」のiOS版クライアント
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 米Googleは現地時間2012年6月28日、Webブラウザー「Chrome」とオンラインストレージ「Google Drive」について、米Appleの「iOS」に対応したと発表した。Appleのアプリケーション配信サービス「App Store」から、それぞれのソフトを無料でダウンロードできる。いずれもiPhone、iPad、iPod touchで利用でき、ChromeはiOS 4.3以降、Google DriveはiOS 5.0で動作する。

 Chromeは、Googleアカウントにログインすることでブックマーク、履歴、設定を他の端末と同期できる。Googleはすでに、Windows、Mac OS X、Androidなどで動作するChromeを提供しており、今後はiPhoneなどからもこれら端末の作業環境をそのまま利用できるようになる。

 一方、Google Driveは無料で5Gバイトまで使え、有料オプションで最大16Tバイトに拡大できる。統合オフィスアプリケーション「Google Docs」と連携しており、ワープロ文書やスプレッドシート、プレゼンテーション資料を他のユーザーと共同編集できる。同社によると、Google Driveはサービス開始から10週間で1000万人の利用者が登録したという(関連記事:Google、オンラインストレージ「Google Drive」を発表、無償容量は5GB)。

 併せて、Google Docsにオフライン編集機能を追加したことも明らかにした。画面右上の歯車アイコンからオフライン設定をすると同期作業が始まり、文書がオフラインリストに表示されるようになる。編集した内容はネットワーク接続が再開した際に自動で同期する。6月28日現在、ワープロ文書のみがオフラインに対応しているが、スプレッドシートとプレゼンテーション資料も今後対応する予定。なお、この機能を利用するには最新のChromeブラウザーが必要になる。

[Google公式ブログへの投稿記事(1)]
[Google公式ブログへの投稿記事(2)]