写真●パナソニックの津賀一宏社長
写真●パナソニックの津賀一宏社長
[画像のクリックで拡大表示]

 パナソニックの津賀一宏社長は2012年6月28日、都内で記者会見を開き、「一刻も早く『普通の会社』に戻すことが重要」と語った(写真)。そのために本社機能を絞り込む考えを示した。

 2012年10月をメドに、約90あるビジネスユニットの支援機能などを本社部門から切り離し、新たに「全社サポート部門(仮称)」を置く。本社は「戦略・投資家本社」として、事業と技術のポートフォリオマネジメントに集中する。

 今は専門のプロジェクトチームを組んで詳細を詰めている段階という。情報システムや研究開発などを合わせると7000人以上いる本社人員の削減などは当面しない方針だ。