凸版印刷は2012年6月26日、同社が運営する電子チラシポータルサイト「Shufoo!」で、スマートフォンやタブレット端末向けに電子チラシを提供する仕組み「シュフーチラシアプリ」を、各企業専用の電子チラシアプリとして提供する「Shufoo!スマートフォンアプリASP」サービスを、2012年6月28日に販売すると発表した。利用企業は、低価格かつ短期間で各社ブランドのチラシサービスを提供できるという。

 シュフーチラシアプリは、Shufoo!のチラシコンテンツを閲覧できるiPhoneやiPad、Android端末向けの無料アプリである。新着チラシを毎日プッシュ配信で届ける、店舗の検索やお気に入り店舗の登録ができる――などの機能を提供している。

 Shufoo!スマートフォンアプリASPサービスでは「シュフーチラシアプリ」の新着チラシをプッシュ配信する機能や店舗の検索機能、チラシビューアによる閲覧機能をそのまま活用する。企業が独自に電子チラシアプリを開発する場合と比べて費用を約10分の1まで削減し、納期も約1か月まで短縮できるという。アプリアイコンや企業ロゴの表示などデザインの変更が可能で、各社が訴求したいイメージに合わせたアプリを提供できるという。

 このサービスでは、新着チラシ情報やお買い得情報がある際はプッシュ配信機能で即座に情報を配信できる。折込チラシやCMなどの媒体費用をかけずに、自社の顧客への情報配信が可能になると説明する。利用価格は初期費用として200万円、月額費用として10万円~(51店舗以上は1店舗ごとに2000円)となる。凸版印刷ではこのサービスを2013年度までに30社に提供し、1億円の売り上げを目指す方針である。