eBayのユタ州データセンターの一角
eBayのユタ州データセンターの一角
[画像のクリックで拡大表示]

 米eBayは現地時間2012年6月21日、環境に配慮したデータセンター構築計画を発表した。ユタ州にあるデータセンターの拡張施設向け主要電源として再生可能エネルギーを採用する。

 eBayは米Bloom Energyと協力し、6メガワット(MW)規模の燃料電池設備を建設する。データセンターの敷地内にBloom Energyの燃料電池発電サーバー30台を設置し、サーバー当たり年間175万キロワット時(kWh)の電力量を生成する。2013年半ばまでに完全稼働体制に入る見込み。なお同発電施設はバックアップとしてのみ利用する。

 eBay社長兼最高経営責任者(CEO)のJohn Donahoe氏は、「データセンターを主に信頼性の高い再生可能エネルギーによって稼働させることで、より環境面での持続可能性を重視した電子商取引の将来を形成していく」と述べた。

 米New York Timesによると、米FedEx、米Wal-Mart、米AT&Tを含む20社以上の大手企業がBloom Energyの燃料電池システムを採用しているが、今回のeBayの導入物件が最も規模が大きいという。

[発表資料へ]