図●障害の原因はインフラコンポーネントの連鎖的バグと報告
図●障害の原因はインフラコンポーネントの連鎖的バグと報告
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 米Twitterのミニブログサービスが現地時間2012年6月21日にアクセス障害に陥った。同社はサイバー攻撃によるものではなく、システムの不具合が原因だとしている。

 Twitterは同日午前に、障害状況を掲載する「Status」ページに「Twitterへのアクセスに不具合が発生しているようだ。現在、当社エンジニアが問題解決に当たっている」と投稿。同日正午過ぎに、同社アカウントから「本日の障害は、インフラコンポーネントの連鎖的なバグが原因だった。間もなく情報を更新する」とツイートした()。

 米メディアの報道(Wall Street JournalおよびCNET)によると、Twitterは午前9時から完全にサービス停止に陥った。午前9時35分にサービス障害を公表し、約1時間後には復旧したと報告しが、すぐに「問題は継続中」に情報が変更された。その後、午後にわたって復旧と停止をくり返した。

 この混乱のなか、IT情報サイト「Computerworld」はハッカーグループ「UGNazi」のメンバーを名乗る者から、Twitterに分散型サービス拒否(DDoS)攻撃を仕掛けたとの犯行声明を電子メールで受け取った。攻撃の理由については、Twitterが新たなサイバーセキュリティ法案「Cyber Intelligence Sharing and Protection Act(CISPA)」を支持していることに対する抗議だとしている。UGNaziは他のメディアにも同様の声明を送っているという。