韓国LG Electronicsと、Philipsブランドのテレビ事業を手がけるオランダTP Visionは現地時間2012年6月21日、テレビ向けアプリケーション(アプリ)のための共通プラットフォームを構築するコンソーシアム「Smart TV Alliance」を立ち上げたと発表した。

 テレビ向けのアプリの開発を容易にし、顧客が複数のテレビでアプリを共有したりするためのプラットフォームを構築するとしている。Smart TV Allianceの代表を務めるLG ElectronicsのBong-seok Kwon氏は、「スマートテレビには異なるブランド、プラットフォーム、技術があり、これまでアプリの開発は困難だった。今後はより広い活動の場を提供し、映像や音楽サービス、ゲーム、ソーシャル・ネットワーキングといったアプリの開発を促進していく」と述べている。

 まずは技術仕様をまとめ、2012年末をめどに最初のSDK(ソフトウエア開発キット)をWebサイトで無償公開する予定。開発者は、提携メーカーが2013年に発売するスマートテレビ向けのアプリを開発できるようになる見通し。

 提携メーカーも順次増える見込みで、今後Webサイトで公表していく。日本のメーカーも参加の手続きを進めているとしているが社名は明らかにしていない。Smart TV Allianceは同時に、メーカー、開発者、コンテンツプロバイダーなど幅広い企業に参加を呼びかけている。

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