シマンテックは2012年6月20日、企業のIT部門やセキュリティサービスの提供事業者向けの教育プログラム「シマンテック・サイバーディフェンスアカデミー」を同年9月から開始すると発表した。増加するサイバー攻撃に対して、正しい判断ができるセキュリティの専門知識を備えた人材を育成するとしている。

 シマンテック・サイバーディフェンスアカデミーでは、「Cyber Threat Detection」と「Cyber Incident Response & Recovery」という二つのコースを提供する。Cyber Threat Detectionは、現場の技術者を対象に、サイバー攻撃の解析や検知するためのノウハウを、実践トレーニングなどを行いながら習得する。Cyber Incident Response & Recoveryは、マネージャーを対象に、セキュリティインシデントが発生したときの社内の報告体制やセキュリティベンダーとの協力体制をどう構築するのか、インシデントの分析やフォレンジックをどう行うのか、といったインシデント対応を習得する。コースは今後、順次増やしていく予定。

 二つのコースは、どちらも5日間、合計35時間で提供される。1コースの受講料は、1人当たり税別で50万円前後になる。