公共料金や通信販売などの料金支払いに使える電子決済サービス「ペイジー(Pay-easy)」を運営する日本マルチペイメントネットワーク推進協議会(JAMPA)は2012年6月20日、5月の月間利用件数が過去最高の610万件(前年同月比21%増)に達したと発表した。月間600万件突破は、2004年の本格サービス開始以来初めて。

 5月は自動車税の納付時期で、新たに自動車税納付にペイジーが使えるようにした地方自治体が利用を押し上げたとみている。5月の月間利用金額は9163億円(前年同月比23%増)。平均決済金額は約15万円で、国税・地方税の納付など、比較的高額な支払いでの利用が多い。

 日本マルチペイメントネットワーク推進協議会は電力、ガス、電話、クレジットカードなどの料金収納企業135社と、金融機関122社、地方自治体など134の特別会員で構成される。2013年度からは特別会員である横浜市と長野市が新たにペイジーによる公金支払いに対応する予定で、今後も利用拡大が見込まれる。

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