パナソニックソリューションテクノロジー(以下、PSTC)は2012年6月20日、IT機器/ミドルウエアのメーカー保守窓口への問い合わせを一括して代行するサービス「ワンストップサポートサービス」を開始した。メーカー保守の窓口を一元化することで、情報システム部門の負担を軽減する。料金(税込み、以下同)は、管理対象1製品当たり年額1万2600円から。

 IT機器のメーカー保守(故障時の対応や増強など)の窓口を一元化するサービスである。ユーザー企業の情報システム部門は、PSTCを窓口として、IT機器ごとに異なる保守サービスのすべてを一括して利用できる。PTSCは、メーカーへの問い合わせと回答に加え、メーカーによるオンサイト保守作業が発生した場合は、メーカーとの間で作業調整や進ちょく管理まで実施する。

メニューによって障害切り分けやリモート保守なども提供

 提供するサービスの範囲に応じて、4種類のサービスメニューを用意した。それぞれの概要と、管理対象製品当たりの料金は、以下の通り。

 (1)ベーシックサポートは、保守窓口を一元化する。もっとも基本的なサービスとなる。料金は、平日日中(9時00分~17時30分)対応が1万2600円、24時間365日対応が1万8900円。

 (2)スタンダードサポートは、ベーシックサポートに加えて、障害発生時にPTSCのエンジニアが傷害原因の切り分けまで実施する。料金は、平日日中対応が、サーバー機で3万7800円、ミドルウエアで3万7200円など。24時間365日対応が、サーバー機で5万6700円、ミドルウエアで5万6350円など。

 (3)スタンダードサポートPlusは、スタンダードサポートに加えて、障害発生時に迅速に対応できるように、システム構成情報をデータベース化する。料金は、スタンダードサポートに6万3000円を足した額となる。

 (4)プレミアムサポートは、スタンダードサポートPlusに加えて、PTSCからユーザーのシステムにリモート接続した上で、障害原因を調査して復旧作業を実施する。料金は、平日日中対応がスタンダードサポートに31万5000円を足した額、24時間365日対応がスタンダードサポートに44万1000円を足した額となる。

 オプションサービスも用意した。「システム監視」、「定期レポーティング」、「アカウントエンジニア」(担当エンジニアをアサイン)、「オフサイト点検作業」(提出データを元に点検)---、である。