写真1●Air Back クラウドで用いる専用クライアントソフトの画面
写真1●Air Back クラウドで用いる専用クライアントソフトの画面
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 アール・アイは2012年6月20日、オンラインストレージを使ったパソコン向けのデータバックアップサービス「Air Back クラウド」(写真1)を発表し、提供を開始した。最大の特徴は、一つの契約で何台でもバックアップできること。価格は、バックアップ容量10Gバイト当たり月額525円(税込み)で、支払い方法はクレジットカードに限る。

 専用ソフトをインストールしたWindowsパソコンのデータを、アール・アイのデータセンター(国内)側に用意したストレージにネットワーク経由でバックアップする。契約したアカウントが同一であれば、バックアップ対象のパソコンの台数は問わない。会社の複数のパソコンや自宅のパソコンなどを、まとめてバックアップできる。価格はアカウントに対するバックアップ容量だけで決まる。

 一般的なパソコン向けバックアップソフトが備える機能を、一通り備える。例えば、バックアップ対象や除外対象のフォルダーやファイルを指定できる。フルバックアップ後の差分/増分バックアップができる。任意のタイミングでバックアップできるほか、スケジュール実行も可能である。

 これに加えて、ファイルに変更が加えられたタイミングで更新ファイルをリアルタイムにバックアップするCDP(継続的データ保護)の機能も備える。社内LANなどのようにネットワークに常時つながった環境に限ってCDPの使い方をする、といった使い分けが可能である。

 専用ソフトの稼働OSは、Windows XP/Vista/7。バックアップデータを転送するネットワークプロトコルは独自であり、ポートは固定(ポート番号は26706)。