写真1●TIS Enterprise Architecture Laboratory開設記念のテープカットの様子
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写真2●TISの桑野徹代表取締役社長
写真2●TISの桑野徹代表取締役社長
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 ITホールディングス傘下のTISは2012年6月19日、ITシステムの検証施設「TIS Enterprise Architecture Laboratory(TIS EAラボ)」を開設した(写真1)。TIS EAラボの開設に合わせて、オラクル製品の導入前検証サービスも同日に開始した。ユーザーは実際の設備を購入する前に、期待するパフォーマンスを実現できるかなどを確認できる。

 TISの桑野徹代表取締役社長(写真2)は、「導入効果をより確実に把握することで、最適な製品を選択できるようになる」と語る。同サービスを足掛かりに、オラクル製品の受注拡大につなげたい考えだ。

 TIS EAラボには現在、「Oracle Exadata Database Machine」「Oracle Exalytics In-Memory Machine」「Oracle Database Appliance」を1式ずつ配備。これらのプラットフォーム上で、ユーザーが使用するアプリケーションを稼働させたときの、ハードウエアやソフトウエアのパフォーマンスを測定・検証する。ERP(統合基幹業務システム)パッケージの「Oracle E-Business Suite」やBI(ビジネスインテリジェンス)ツールである「Oracle Business Intelligence Applications」などのほか、スクラッチで開発したアプリケーションやオラクル以外の製品も受け付ける。

 価格は個別見積もりとなる。簡易な検証であれば無償で請け負う場合もあるという。「TIS EAラボでの導入前検証サービスを利用したユーザー向けに、オラクル製品や関連サービスで3年間に30億円の売り上げを目指す」(TISの脊尾佳一ITソリューションサービス本部エキスパート)。