米国のオンライン出版業界団体Online Publishers Association(OPA)は現地時間2012年6月18日、米国におけるタブレット端末の使用実態に関する調査結果を発表した。それによると、米Googleの「Android」が米Appleの「iOS」を追い上げているという。

 米国のタブレット端末ユーザーは7410万人で、米国インターネットユーザー全体の31%を占める。2011年におけるタブレット端末ユーザーは2830万人でその割合は12%だった。OPAは、2013年にはタブレット端末ユーザーが1億1740万人に増加し、普及率47%に拡大するとみている。

 米国タブレット端末ユーザーの52%は「iOS」搭載デバイスを所有し、51%は「Android」搭載デバイスを所有している。昨年の所有率はそれぞれ72%と32%だったので、Androidが急速に伸びていることが分かる。OPAはその要因の1つとして、米Amazon.comの「Kindle」の好調な販売を挙げている。

 タブレット端末ユーザーの74%は毎日タブレット端末を使い、60%は1日に数回使用する。1週間当たりの使用時間は平均13.9時間だった。

 タブレット端末を利用したアクティビティの内訳は、1位がビデオ視聴(54%)、2位が気象情報の閲覧(49%)、3位が国内ニュースの閲覧(37%)、4位がエンターテインメント関連(36%)だった。

 OPAは、タブレット端末向けアプリケーションマーケットが2011年の14億ドル規模から、2012年は26億ドル規模に成長すると予測している。

[発表資料(プレスリリース)]
[発表資料(公式ブログ)]