写真●米スパイレント・コミュニケーションズの新製品「Spirent TestCenter C1ポータブル・アプライアンス」
写真●米スパイレント・コミュニケーションズの新製品「Spirent TestCenter C1ポータブル・アプライアンス」
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 東陽テクニカは、2012年6月13日から15日まで開催している「Interop Tokyo 2012」において、同社が国内総代理店を務める米スパイレント・コミュニケーションズのネットワークテスト装置「Spirent TestCenter」の新製品を展示している。

 この新製品は、国内ではこれから発売される「Spirent TestCenter C1ポータブル・アプライアンス」(写真)。他の機種に比べ小型である点が特徴である。

 C1ポータブル・アプライアンスは「TestCenter」および「Avalanche」という2種類のテスト装置として使える。TestCenterは、IP/PPP/DHCP/OSPF/BGPなどのテストに対応。Avalancheは、TCP/HTTP/FTP/SMTP/IMAPやストリーミングプロトコルなどのテストに対応する。

 C1ポータブル・アプライアンスは、他の現行機種とサポートするプロトコルが同じで可搬性に優れる。そのため、「テストをするためのコンフィグをC1に移して持ち運べる。例えば、ラボで実施しているテストをデータセンターなどほかの場所で行う使い方に向く」(東陽テクニカ)。

 ラインアップは、「10ギガビットイーサネットのポートを2つ備えるもの」と「ギガビットイーサネットのポートを4つ備えるもの」の2種類を用意する。国内では、6月中に発売予定。Avalancheとして使えるようになるのは7月を予定している。

 価格は、ギガビットイーサネットのポートを4つ備えるもので350万円程度になる見込み。この価格に含まれるのは本体とTestCenterのライセンス。Avalancheとしても使う場合は、Avalancheのライセンスも必要となる。