図1 番組に同期してセカンドスクリーンで情報を提示
図1 番組に同期してセカンドスクリーンで情報を提示
[画像のクリックで拡大表示]
図2 IPDCでコンテンツを伝送、同期を実現
図2 IPDCでコンテンツを伝送、同期を実現
[画像のクリックで拡大表示]

 在阪民放5局は、マルチスクリーン型放送研究会(マル研)の協力を得て、2ndスクリーン向け放送同期コンテンツをデモを行っている。

 デモでは、在阪民放5局の女子アナが登場し、トークを繰り広げる「さわれるテレビ」をコンセプトにした新しい実験番組を制作した。2ndスクリーンでは、トークの内容にタイミングを合わせて、収録後のインタビューで得た本音をテキスト表示した。また、2ndスクリーンのタッチパネルの機能を利用し、画面がキラリとなったタイミングで女子アナの画面に触れることで、人気投票も可能である。

 放送番組と同期をとるという意味では、フジテレビの「テレコアプリ」と共通だが、このデモではIPDCの制御技術を使い、同期をあわせている。IPDCは地上デジタル放送の仕様には入っておらず今すぐに実用化できるものではないが、コンテンツは放送波を使って伝送し、かつフレーム単位で同期を合わせてコンテンツ表示などを行っている。人気投票については、通信回線による双方向機能を利用している。