米Gracenoteは、スマートテレビ用ビデオ・フィンガープリント技術の開発を手掛けるBulldog United社を買収したと発表した。今回の買収により、ビデオ・フィンガープリント技術とオーディオ・フィンガープリント技術を連携し、Gracenote社のスマートテレビ技術を強化する。「自動コンテンツ認識プラットフォーム(ACR)」や「Gracenote Entourage」などの製品をはじめ、ほかのスマートテレビ関連製品への活用を期待しているという。

 Gracenote社はテレビメーカーに、ビデオフレームレベルのフィンガープリント技術を直接テレビ本体に組み入れる技術を提供できるようになる。この結果、同社の「セカンドスクリーン」戦略をさらに推し進め、次世代スマートテレビに、映画やテレビ番組、コマーシャルなどを認識させられるようになるという。

 この技術を使うと、放送番組だけでなく、ブルーレイディスクプレイヤーやストリーミングサービスなど、映像ソースの形態にかかわらずあらゆるコンテンツを識別できるという。映像コンテンツを認識すると、スマートテレビは視聴者に関連コンテンツをビデオオンデマンド(VOD)で見るように促したり、番組連動のアプリ操作や広告プロモーションの閲覧など、番組本編と関連コンテンツを相互に楽しめるようになるという。

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