ドリーム・アーツは2012年6月14日、スマートフォンやタブレット端末向けのアプリ開発や端末管理、VPNサービス、サーバーアプリケーションなどを提供するサービスを開始した。同社が販売するデータベースソフト「ひびきSm@rtDB」をベースに、企業がスマホやタブレット端末を業務に活用するための仕組みをワンストップで導入できるようにする。まずはiPhone、iPadを対象機種とする。

 主なメニューは三つある。「スマートアプリ開発サービス」「スマートマネジメントサービス」「オンデマンド基盤サービス」である。企業はこれらを組み合わせてスマホやタブレットの利用環境を整える。

 スマートアプリ開発サービスでは、スマホやタブレット用の業務アプリを開発する。さらに、その業務アプリがデータを登録・参照するためのサーバーアプリケーションも、ひびきSm@rtDBをベースに構築する。

 スマートマネジメントサービスでは、スマホやタブレット端末を管理するMDM(モバイルデバイス管理)システムや、端末とサーバー間を結ぶVPNの仕組みを提供する。MDMシステムはSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として提供。VPNについては専用のゲートウエイ装置を貸し出す。

 オンデマンド基盤サービスは、ひびきSm@rtDBをPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)として提供するもの。専用のサーバーを用意する必要がなく、小規模でもひびきSm@rtDBを利用しやすくする。

 料金は、スマートアプリ開発サービスは個別見積もり。スマートマネジメントサービスには、VPNだけなら1ユーザーあたり月額500円。別途、初期費用が2万円、ゲートウエイ装置の利用料が1台当たり月額2万円が必要である。オンデマンド基盤サービスは、初期費用3万円、月額500円からである。