米ヴイエムウェアは現地時間2012年6月13日、仮想およびクラウド環境におけるApache Hadoopの迅速な導入、管理、拡張を支援するための新しいオープンソースプロジェクト「Serengeti」を発表した。

 Serengetiは、Apache 2.0のライセンスにより無料でダウンロードできる導入ツールキット。同ツールキットにより、VMware vSphereプラットフォーム上にApache PigやApache Hiveなどの一般的なHadoopコンポーネントを搭載したApache Hadoopクラスターを数分で導入できるという。

 また、ヴイエムウェアでは、Hadoop Distributed File System(HDFS)およびHadoop MapReduceプロジェクトを変更して仮想化対応とするため、Apache Hadoopコミュニティーと共同作業を行っている。これにより、データおよび計算ジョブを仮想インフラ全体に最適な形で分散でき、Apache Hadoopの利用を簡素化できるという。