写真 PRスポットに出演した民放キー局の女子アナウンサー
写真 PRスポットに出演した民放キー局の女子アナウンサー
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 民放テレビ132社は2012年6月14日、民放のロンドンオリンピックの放送および配信の概要を発表した。同日の会見で民放テレビ局の関係者が登壇し、内容を説明した。

 共同公式動画サイト「gorin.jp(ゴリンドット・ジェイピー)」では、地上波やBSで放送しない種目をインターネットで生中継する。毎日ロンドンから伝送される30~40競技の中から厳選し、インターネット上の二つのチャンネルで視聴できるようにする。

 中継競技は2012年7月中旬に決定を予定する。NHKもロンドン五輪のインターネット生中継の認可を総務省から受けており(関連記事へ)、今大会では日本の公共放送局と民放局の両方がそれぞれインターネット中継を手がけることになる。gorin.jpでは、競技ハイライト動画(2000本以上)の配信も予定する。

 地上放送では生中継を中心とする。週末の午前の時間帯にはハイライト番組を編成する。最終的な総放送時間は約200時間以上になる見込みである。

 BS放送では地上波で中継した競技の見所を編集して2時間番組として放送する。総放送時間は48時間(2時間番組×24本)を予定する。ロンドン五輪終了後の2012年9月には、3D映像を使ったハイライト番組を放送する。国際オリンピック委員会(IOC)およびオリンピック放送機構がパナソニックの3D技術パートナーシップの提供を受けて制作した3D映像を活用する。

 民放テレビ共同のPR展開としては、2012年6月14日から8月12日まで、民放キー局5人の女子アナウンサーが応援団に扮したPRスポットを各局で放送する(写真)。このほかに交通広告やバナー広告も展開する。

 今回の大会では、日本オリンピック委員会(JOC)と連携した施策も行う。2012年6月14日から7月10日の期間に三三七拍子に合わせた応援動画の募集を受け付ける。投稿動画の中から選ばれた作品は、各局で放送する。応援すると視聴者がテレビに出られるようにすることで、オリンピックの盛り上げを狙う。

■変更履歴
5段落3~5行目の記述を「パナソニックが国際オリンピック委員会(IOC)およびオリンピック放送機構との提携の下で制作した3D映像を活用する。」から「国際オリンピック委員会(IOC)およびオリンピック放送機構がパナソニックの3D技術パートナーシップの提供を受けて制作した3D映像を活用する。」に変更しました。本文は修正済みです。 [2012/06/15 18:28]