米Microsoft傘下のSkype Communicationsは現地時間2012年6月13日、インターネット通話ソフト「Skype」で、利用者の通話中にディスプレイ広告を表示する広告プログラム「Conversation Ads」を始めると発表した。Skypeの有料サービスが利用できる「Skype Credit」を持っていない、あるいはサブスクリプションサービスに加入していない利用者を対象に、1対1の音声通話に限って広告を表示する。

 広告は、通話相手の顔写真表示ボックス右横に表示され、音声は出ない。画面が拡大することもなく、一定の接続確認を行った後に表示するため、通信品質を損ねず、会話の邪魔にもならないとしている。

 同社は、「広告は利用者の属性に合わせて配信するため、新たな話題のきっかけになる」とし、「Skypeが、友人、家族の輪と商品を結び付ける、より魅力的、実用的なサービスになると信じている」とコメントしている。

 なおConversation Adsは、現時点では、SkypeのWindows版のみを対象にする。ただし、「将来はさらなるビジネス展開も進める」としており、ほかのOSやモバイルプラットフォームへの展開も視野に入れているようだ。

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