総務省は2012年6月13日、日本放送協会(NHK)から申請のあった「オリンピックロンドン大会に係る一部の競技の生中継映像をインターネットを通じて一般に提供する業務」(ロンドン五輪の一部の競技をインターネット生中継する業務)の認可について電波監理審議会に諮問し、適当とする答申を受けたと発表した。今回の答申を受け総務省は、認可を同日付けで行う。

 総務省はNHKからの認可申請に対する考え方をまとめ、これについての意見募集を2012年5月3日から6月1日にかけて行った。「この結果も踏まえて電監審に諮問し、今回の答申を受けた」という。

 ロンドン五輪のインターネット生中継は、パソコンやスマートフォンで視聴できる(関連記事)。NHKは2012年6月7日の会見で、当時は認可申請中だったインターネット生中継について、「配信を予定している」としていた。松本正之会長は同日の会見で、「ロンドンは日本との時差が8時間あるので、スマホなどを活用し、生活時間に合わせてオリンピックをより楽しんでいただきたい」と述べた。

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