「モバイル セキュリティ for Android」に含まれる「モバイル セキュリティ」の画面例
「モバイル セキュリティ for Android」に含まれる「モバイル セキュリティ」の画面例
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「モバイル セキュリティ for Android」に含まれる「タブレット セキュリティ」の画面例
「モバイル セキュリティ for Android」に含まれる「タブレット セキュリティ」の画面例
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 カスペルスキーは2012年6月12日、Androidを搭載したスマートフォンとタブレット端末に対応した新しいセキュリティソフト「モバイル セキュリティ for Android」を発表した。ウイルス対策や盗難・紛失対策、悪質サイト対策などの機能を備える。価格は2980円(有効期間1年、1台まで利用可能)。発売日は6月15日。

 モバイル セキュリティ for Androidには、スマートフォン用の「モバイル セキュリティ」と、タブレット用の「タブレット セキュリティ」が含まれる。

 モバイル セキュリティは、同社が販売している「モバイル セキュリティ 9」の後継製品。対応OSは、Android 2.2、2.3、4.x。

 今回の新製品では、従来製品が備えるウイルス対策機能や盗難・紛失対策機能に加えて、悪意のあるWebサイトやフィッシングサイトへのアクセスをブロックする機能を備えた。なお、ここでの盗難・紛失対策機能とは、端末の場所の特定や、遠隔からの端末ロックやデータ消去を可能にする機能。

 ウイルス対策機能も強化。同社のサーバーに問い合わせることで、ウイルス定義ファイルに登録されていない新しいウイルスも検出する「クラウドスキャナー」機能や、広告を勝手に表示するアドウエアなどを検出する「リスクウェア」対策機能などを追加した。

 タブレット セキュリティは、同社が2月から提供していた「タブレット セキュリティ 特別無償版」の最新版。対応OSは、Android 2.2~4.x。特別無償版が備えるウイルス対策機能に加えて、危険サイトへのアクセスブロック機能や、盗難・紛失対策機能などを備えた。

 ウイルス対策機能についても、モバイル セキュリティと同様にクラウドスキャナー機能を追加し強化した。

 今回の製品版の提供により、特別無償版の提供は6月14日で終了する。特別無償版は9月30日まで利用できる。

 価格は、モバイル セキュリティあるいはタブレット セキュリティを1台の端末にインストールして1年間利用できる1ライセンス版が2980円。1台で2年、あるいは2台で1年利用できる2ライセンス版は4480円。いずれも、ダウンロード版とパッケージ版を用意する。