写真●米GTB Technologiesの「GTB Inspector」。仮想アプライアンスでの提供も可能
写真●米GTB Technologiesの「GTB Inspector」。仮想アプライアンスでの提供も可能
[画像のクリックで拡大表示]

 東陽テクニカは2012年6月11日、米GTB TechnologiesのDLP製品群「GTB Data Loss Prevention Suite」の販売を開始する。DLPはData Loss/Leak Preventionの略で、情報漏洩対策に用いる。

 GTB Data Loss Prevention Suiteには、社内ネットワークから外部への通信を監視する「GTB Inspector」、クライアントパソコンでUSB機器へのデータコピーを制限する「GTB Endpoint Protector」、機密データが社内ネットワークにどこにあるかを検出・レポートする「GTB eDiscovery」などが含まれる。

 GTB Inspectorは、ゲートウエイ型もしくはスイッチ製品のミラーポートを利用したアウトライン型で使用する。機密情報などが保存されたディレクトリーをあらかじめ登録しておくと、外部に流れるデータを監視し、内容が一致したデータを検出する。その際、パケット単位に分割されたデータを再結合しなくても検出できるとしている。

 GTB Inspectorは、ハードウエアアプライアンス(写真)もしくは仮想アプライアンスで提供される。利用する際に、サーバーやクライアントなどのコンピュータにエージェントソフトをインストールする必要はない。1台当たりの処理能力は1Gビット/秒で、価格は500万円(税別)から。