21:9とワイド画面の「Satellite U840W」
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Windows 8を組み込んだコンバーチブルウルトラブック
Windows 8を組み込んだコンバーチブルウルトラブック
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画面を倒して手前にスライドさせる
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画面を手前まで引くとタブレット形状になる
画面を手前まで引くとタブレット形状になる
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キーボードと液晶画面を分離して使えるWindows RTの端末
キーボードと液晶画面を分離して使えるWindows RTの端末
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 東芝は2012年6月7日、COMPUTEX TAIPEI 2012が開催されている台湾・台北市内で説明会を開き、2012年内の発売を予定する4機種の海外市場向けUltrabookを公開した。横縦の幅が21:9と横長のディスプレイを搭載した製品のほか、液晶部分をスライドさせるとタブレット型になる製品などを投入する。ARM系CPUを搭載したWindows RT製品も2機種を開発している。これらは海外向けの製品で、日本における発売は検討中という。

 Ultrabookのうち2機種は、COMPUTEXの関連イベントとして米インテルが開催した説明会で紹介したもの。1つは横縦の幅が21:9とした14.4型液晶を搭載した「Satellite U840W」。もう一つは、液晶画面を奥に倒してから手前にスライドさせるとタブレット型になる「コンバーチブルウルトラブック」。あとの2製品は現状のUltrabookの後継モデルで13.3型と14型を用意する。

 Satellite U840Wは画面の解像度が1792×768ドット。通常のパソコンよりも横長の画面とすることで「ハリウッドなどの映画をそのままのサイズで楽しめる」(東芝デジタルプロダクツ&サービス社の檜山太郎営業統括責任者)。harman/kardonのスピーカーを搭載し、音質を高めた。米国では7月中旬から発売となり、価格は999米ドルから。

 コンバーチブルウルトラブックは、通常はノートパソコンとして使い、出先などの座れない状況下でもタッチ操作で作業を継続できるという利便性を訴求する。Windows 8の登場に合わせて発売する予定。価格は未定だが、1000米ドル以下を目指す。

 Windows RTの製品はキーボード部から液晶画面を取り外してタブレット端末として使える「タブレットタイプ」と、通常のノートパソコンと同様の形状をした「クラムシェルタイプ」の2つを用意する。仕様の詳細は現時点で非公開。

 今後はWindows 8のUltrabook、Windows RTのノートパソコン型端末など複数のプラットフォームが混在することになる。「仕事のためのクリエイティブな用途にはWindows 8、コンテンツを見るための用途にはWindows RTと使い分けられていくのではないか」(檜山営業統括責任者)と展望する。