写真1●DB PowerStudio XE3の構成要素の一つであるDB Optimizerの画面
写真1●DB PowerStudio XE3の構成要素の一つであるDB Optimizerの画面
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 エンバカデロ・テクノロジーズは2012年6月7日、データベース開発/管理ツールのスイート製品の新版「DB PowerStudio XE3」(写真1)を販売開始した。新版では、新たにSybase IQを利用できるようにするなど、データベース接続機能を強化した。さらに、ライセンス価格を約40%下げた。開発会社は、米Embarcadero Technologies。

 DB PowerStudioは、データベース開発/管理ツールのスイート製品である。以下の4つの製品で構成する。(1)データベース開発ツール「Rapid SQL」、データベース管理ツール「DBArtisan」、(3)チューニングツール「DB Optimizer」、(4)変更管理ツール「DB Change Manager」、である。

 接続するDBMS(データベース管理システム)に応じて、「DB PowerStudio for Oracle」、「同 for SQL Server」、「同 for DB2」、「同 for Sybase ASE」を用意している。さらに、これらすべてのDBMSに接続できる上位版ライセンス「XE3」(従来版のXE2から名前が変わった)を用意している。

 今回の新版では、データベース接続機能を強化した。例えば、Rapid SQLとDBArtisanの2製品において、これまでのDBMSに加えて、新たにSybase IQに接続できるようにした。また、DBArtisanでは、データベースクライアントを必要とせずに、直接DBMSに接続できるようにした。

 新版では、ライセンス価格も約40%下げた。具体的には、開発者向けの「XE3 Developer Edition」は、40万円(税別、以下同)から25万円へと下げた。データベース設計/管理者向けの「XE3 DBA Edition」は、96万円から60万円へと下げた。