米Oracleは現地時間2012年6月6日、クラウド事業の強化を発表した。クラウドサービス「Oracle Cloud」で多数のビジネスアプリケーションへのアクセスを提供するほか、企業のソーシャル戦略を支援するサービスを追加した。

 Oracle Cloudはプラットフォームサービス、アプリケーションサービス、ソーシャルサービスから成り、管理、ホスティング、サポートをすべてOracleが行う。

 プラットフォームサービスでは、データ管理およびデータベースアプリケーション構築向けに「Oracle Database」を組み合わせたプラットフォームや、Javaアプリケーションの開発・実装・管理向けに「Oracle WebLogic」を組み合わせたプラットフォームを用意する。そのほか、アプリケーション開発者向け、Webアプリケーション作成向け、モバイルアプリケーション開発者向け、企業サイト運用向けなどを用意する。

 アプリケーションサービスは、ERP、人事、能力管理、販売およびマーケティング、顧客管理に特化したアプリケーション群を、同社「Fusion」や「RightNow」製品を含めて多数提供する。

 ソーシャルサービスは、社内SNS運用のほか、ソーシャルメディアのデータを収集してビジネスアプリケーションに役立てるサービス、ソーシャルマーケティングの実施や管理を支援するサービスなどを用意している。

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