オービックビジネスコンサルタント(OBC)と日本マイクロソフトは2012年6月5日、中堅企業向けのクラウドサービスの営業活動において協業すると発表した。米Microsoftのクラウドプラットフォーム「Windows Azure Platform」を基盤として開発したOBCのERPパッケージ「奉行V ERP」向けオプションサービス「奉行クラウドオプション」を、セミナーの開催、両社の販売網を利用した営業活動などを通じて共同提案していく。

 今回の協業の核となる「奉行クラウドオプション」は、オンプレミス型ERPパッケージ「奉行V ERP」と連携するクラウド型オプションサービスだ。奉行V ERPの一部処理をクラウド側で実行することで業務を効率化する。第1弾として、「奉行クラウドオプション 仕訳伝票 for 勘定奉行V ERPシリーズ」「奉行クラウドオプション 給与賞与明細照会 for 給与奉行V ERP」「奉行クラウドオプション 勤怠管理 for 就業奉行V ERP」の3つを6月6日に発売する。

 両社は、今後1年間に6回、同サービスを紹介する共同セミナーを開催する計画だ。また、それぞれが主催するイベント、セミナーにおいても参加者に同サービスを訴求するほか、会報誌やニューズレターを活用した既存顧客への提案活動も行う。