米Microsoftは現地時間2012年6月4日、同社のビデオゲーム機「Xbox 360」とスマートフォンやタブレット端末などを連携させるアプリケーション「Xbox SmartGlass」を発表した。年内にリリースする予定。

 Xbox SmartGlassにより、Xbox 360を介してテレビ画面でビデオを再生しながら関連情報をスマートフォンに表示させたり、テレビでお気に入りのWebサイトを閲覧してタブレット端末のタッチディスプレイでズームやスワイプ操作したりできる。外出時にタブレット端末でゲームをして、帰宅してからテレビ画面で続きを始めるといった楽しみ方も可能という。

 Xbox SmartGlassは、同社のプラットフォーム「Windows 8」や「Windows Phone」を搭載したデバイスだけでなく、他社製プラットフォームを採用したデバイスにも対応する。米メディアの報道(Forbes)によると、米Appleの「iOS」や米Googleの「Android」を搭載したスマートフォンおよびタブレット端末もサポートする。

 またMicrosoftは、Xbox 360およびオンラインサービス「Xbox LIVE」を提供しているすべての地域でXbox用ブラウザー「Internet Explorer for Xbox」を今秋利用可能にすると発表した。ジェスチャー入力装置「Kinect」およびXbox SmartGlassを組み合わせれば、Xbox 360で音声命令によってインターネットにアクセスし、テレビ画面にWebサイトを映し出して、スマートフォンで操作するといった使い方ができる。

 そのほか、昨年Xbox 360に導入した「Bing」ベースの音声検索機能を、日本、オーストラリア、ブラジル、フランス、スペイン、スイスなど12カ国にも提供を拡大する。さらにXbox 360向けコンテンツの拡充を図るとして、スポーツコンテンツ配信の強化や新たなコンテンツパートナーなどを明らかにした。

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